2016年11月10日木曜日

「もうすぐ30ちゃい、ぽよよ~~~」 それが最近見た映画の感想だった

一昨日前、

『マイ・インターン』

という映画を見た。


ロバート・デ・ニーロさん

主演。


率直に言って

素晴らしい 映画だった。

是非オススメしたい。




年の功 という言葉が

どういうことか。


正しい時に

正しい行動を。


正しく

とは、

個人の主観であるが、


正しく年を取ろう


年を重ねて、より人に気を配れる存在になろう

年を重ねて、より人に好かれる存在になろう

年を重ねて、より人を立てれる存在になろう

年を重ねて、より美意識高くいこう

年を重ねて、よりいっそうチャレンジしよう

年を重ねて、より人に頼られる存在になろう


そんな

最近特に

男子力を高めようとしていた

29歳にはうってつけの

映画だった。


あんな大人に

おじいちゃんに

なりたいね。



そして

ほどなくして

発した言葉が


「もうすぐ30ちゃい、ぽよよ~~~」


だったのだ。


隣で嫁が

困惑していた。


自分自身でも何だかよくわからない。




―――空を舞う星を生み出すには、あなたの魂の混沌を必要とする―――

 by ニーチェ






そしてそのまま

その調子で

話題の新海誠さんの


『言の葉の庭』を


閲覧した。



圧巻の映像美。

作中の7~8割が雨。

雨の中で

織り成される物語。


雨 に対する

心持ちが、

見ていて変わりそうな、


雨の日は楽しい

雨の日が待ち遠しい

雨がふって嬉しい

雨がふればこそ


とにかく雨だらけだった。




夢見る15歳学校をさぼって公園で作業をする男の子

働く27歳チョコレートつまみに仕事をさぼってビールを飲む女性


boy meets girl 的な。

オープニングの謎めいた短歌は、

その意味と返歌を知った時、

チョット震えた。




しかし思いのほか、

自分の15歳の時が笑えるほど

男の子は大人びていて、

夢を見据えて

迷いながらも

行動していた。


しかし思いのほか、

自分の27歳の時が心配になるほど

女性は大人びていて

ミステリアスで

安定の情緒不安定だった。



こんな2人の boy meets girl …


もうニヤニヤせずにはいられない 


そんな感じで楽しんでいくのかなと思いきや


終盤の

ドラマチックな

お互いの

感情爆発と

その演出が


ふり幅大きすぎて、

とても印象的な。




1時間程度ながらも

大変見ごたえのある映画だった。


見終わった後


再び

「もうすぐ30ちゃい、ぽよよ~~~」


とは



言わなかった。




この違いに

この混沌に



何かヒントがあるはずだと




感じたのは僕だけでしょうか?



おわり



~追記~


この後

もういっかい

『言の葉の庭』を見て、

最後のシーンで、

15歳の男の子が素晴らしすぎて、

15歳らしい大人に対するまっすぐな意見をぶつけるのが、

逆にとても15歳には見えなくて、

立派すぎて、

言ってしまった。


「もももm、もおうすぐ30cycyちゃい、ぼよyo~~~~~」


そしたら今度は

嫁も

 「ににに、2倍生きてる、ぽよよ~~~~」

と、

二人して、

壊れてしまった。

―――空を舞う星を生み出すには、あなたの魂の混沌を必要とする―――

 by ニーチェ



これから

すごいものが

生まれそうだ。




おわり。

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